<キホンの基本>健康保険上の扶養家族について

こんにちは!人事部のJean(ジーン)です。
ブログをご覧いただきありがとうございます🎶
お久しぶりになってしまいました💦💦

さてさて、結婚したとき、家族が就職 or 退職したとき、こどもが生まれたとき……
健康保険はどうしよう?と思いますね。
ここでは勤務先の健康保険に入っている方を想定して、
そのご家族が健康保険の扶養家族になるかどうか?考えていきたいと思います。

※「健康保険の」と言っているのは、
健康保険上の扶養とは別に、「所得税法上の」扶養家族もあるからです。
税法上のお話はまたいつか~。   

下のケースに当てはまらない場合は、お勤め先の人事部や健康保険組合に問い合わせましょう。
人事部担当者として言うと、お問い合わせはいつでもウェルカム🎵です😄

健康保険の扶養に入ると?

健康保険に入っている人は、原則医療費のうち3割を支払えばよく、残り7割は健康保険組合に請求がいきます。
健康保険に入っている人(=被保険者<ひほけんしゃ>)の扶養家族も、同じ給付を受けることができます。(療養の給付といいます。)
その他にも出産したときの一時金や入院したときの食事代など、さまざまな給付を被保険者と同じように受けることができます。

(傷病手当金・出産手当金(お仕事を傷病や出産のために休んで無給になったときに受けられる手当金)など、被保険者のみが受けられる給付もあります。)

扶養家族が増えても、支払う保険料額は変わりません。👍

扶養に入る要件は大きく2つ

保険料の変更なしで給付が受けられるおトクな扶養家族ですが、
扶養家族として認定されるための要件があります。

1. その家族の年収が130万円未満であること(60歳以上もしくは障害年金を受給している場合は180万円未満)

2. 被保険者の収入によって暮らしていること。別居の場合は、その家族の収入よりも多い額の仕送りをしていること

シーン1:結婚したとき

結婚した相手が働いていて、勤務先の健康保険に入っていたり、年収130万円以上の場合は、扶養加入手続きは必要ありません。

結婚した相手が働いていない、もしくは結婚を機に退職した場合は、相手のこれからの収入を確認します。
これからの収入が年間130万円未満(≒月108,333円未満)の場合は、扶養に入れられる可能性があります。

※結婚は、入籍だけでなく、事実上婚姻関係と同じ人も含みます

ポイント①:これからの収入で判断する

健康保険組合の場合は、これからの収入で考えるので、今まで収入があってもこれから少なくなる、という場合は
少なくなるタイミングで扶養に入ることができます。

ポイント②:年収に含まれるもの

健康保険では、パート・アルバイト代はもちろん、年金や保険給付、利子収入や配当収入など、
すべての収入をカウントします。
パート・アルバイト代は手取り額ではなく、額面で考えます。通帳ではなく明細をチェックしましょう。

退職後に雇用保険の失業手当を受給する場合は、失業手当の額が月108,333円未満である場合を除き、
失業手当を受給している間、扶養に入ることができません。
(ほとんどの場合は月108,333円以上です。)
今まで入っていた健康保険に継続加入したり、ご自身で国民健康保険に入っていただくことになります。
失業手当の受給が終了してから、あらためて扶養に入る手続きを行います。

ポイント③:自営業の場合

相手の方が自営業の場合、収入の見込みがたちにくいこともあり、今まで通りご自身で国民健康保険に入ってくださいと
言われることが多いです。
ただし、絶対に130万円未満!という場合は、扶養家族として認められることもあるので、
まずは勤務先の人事部、もしくは健康保険組合へご相談ください。

シーン2:こどもが生まれたとき

両親が共働きの場合、生まれたこどもはより収入が多いほうの扶養に入ります
母親の方が産休中で無給なので今は父親の方が収入が多い、という場合も、
通常は母親の方が多い場合は母親の扶養家族となります。

シーン3:扶養家族が就職したとき、勤務先の健康保険に入ったとき

扶養家族が新たに別の健康保険に加入した場合は、自分の扶養家族から外す必要があります。
今まで家族が使っていた健康保険証は返却する必要がありますので、捨てずに会社に返却しましょう。

シーン4:扶養家族と別居したとき、別居の家族を扶養に入れるとき

扶養家族が一人暮らしを始めたり、もしくは離れて暮らす家族を新たに自分の扶養に入れたい場合、
その家族の収入額以上の仕送りを継続して行う必要があります。
年に一度、健康保険組合は扶養状況の確認を行いますので、確認されたときに仕送りの証明ができるよう、
現金手渡しは避けて、相手の口座への振込みなど、わかりやすい方法で仕送りをしましょう。

また、対象の家族の収入が0円だからといって、たとえば毎月1万円を仕送りすればよいのかというと、そういうわけにはいきません。
仕送りをもとに生活していけるだけの額を仕送りする必要があります。
具体的な金額は健康保険組合によって異なりますので、加入している健康保険組合にご確認ください。

ポイント④:別居したら扶養家族になれない場合もあります

今まで「家族」といってきましたが、どこまでが「家族」なのでしょうか?(人類みな兄弟?)
下の図に掲載されている方は、全員扶養に入れることができます。
ただし、グリーンの〇以外の白い□の人たちは、被保険者と「同居」していることがプラスの要件となります。

f:id:JJJean:20190610220919j:plain
協会けんぽのサイトよりお借りしました。(すごくぼやけている。。)

例えば、義理の両親と同居している場合は義理の両親を扶養に入れることができますが、別居の場合は扶養に入れることはできません。

また、姉と姉のこども(姪)を扶養に入れていて、姪が一人暮らしを始めた、という場合は、
姪に仕送りをしていても、「同居」ではなくなるため、扶養から外す必要があります。

ポイント⑤:海外に住む家族の場合

家族が海外に住んでいて、仕送りをしている場合、日本滞在中に何かあったときに備えて自分の扶養に入れることができるか?
これはかなり難しいです。。
日本に住んでいない方はちょっと。。と言われたりします。
今年の5月に改正健康保険法が成立して、扶養家族の国内居住も要件に加えられたので(施行はまだです)、
ますます難しいと思います。
海外の保険でしっかりカバーしましょう。

まとめ

以上、いろいろと書いてまいりましたが、最終的に扶養家族かどうかを認定するのはご自身が加入している健康保険組合です。
いろ~~~んなケースがありますので、家族を扶養に入れたいな、外すべきかな、と思ったときは、ぜひお勤め先の人事部や健康保険組合へお問い合わせください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました😊✨